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オリンピックでeスポーツは採用される?種目・日程・日本代表を徹底解説

2024年のIOC総会で、独立した新大会「オリンピック・eスポーツ・ゲームズ」の創設が満場一致で可決。

さらにサウジアラビアと12年間にわたる巨額の長期契約が結ばれるなど、eスポーツはただの流行を超え、国家レベルの巨大プロジェクトへと変貌を遂げています。

そこで本記事では、2026年現在の最新情報を踏まえ、そのeスポーツのオリンピックについて徹底解説します。

この記事でわかること
  • IOCが12年の長期契約を交わした驚きの背景
  • 2025年開催見送りの真相と最新の予測
  • 格ゲーやFPSが採用されるための条件
  • eSUによる選考基準とメダル候補のトッププレイヤー

eスポーツのオリンピック採用は本当

eスポーツがオリンピックになるという話は、もはや噂や希望的観測ではありません。

2024年7月に開催された第142次IOC総会において、eスポーツの新大会創設が満場一致で正式に決定されました。

これはゲームが国際的なスポーツとして公認された歴史的な瞬間であり、2026年現在、開催に向けた準備が最終局面を迎えています。

IOCによるオリンピックeスポーツゲームズ創設

IOC(国際オリンピック委員会)は、既存の夏季・冬季オリンピックの追加種目としてではなく、「オリンピック・eスポーツ・ゲームズ(Olympic Esports Games)」という完全に独立した新しい国際大会を創設することを宣言*しました。

この決定の背景には、若年層のスポーツ離れに対するIOCの強い危機感があります。

デジタル革命のペースに対応し、若者との接点を持つために、IOCは2021年の「オリンピック・バーチャル・シリーズ」などの実証実験を経て、eスポーツをオリンピック・ムーブメントの一部として受け入れる結論に達したのです。

*参照:https://www.olympics.com/ioc/news/ioc-announces-olympic-esports-games-to-be-hosted-in-the-kingdom-of-saudi-arabia

サウジアラビアとの12年契約が保証するもの

この新大会の基盤を支えるのが、サウジアラビア・オリンピック・パラリンピック委員会との「12年間」にわたる長期パートナーシップ契約です。

項目内容
契約期間2024年から12年間(2036年まで)
パートナーサウジアラビア・オリンピック・パラリンピック委員会
開催頻度定期的な開催

通常、五輪の開催地は大会ごとに選定されますが、黎明期のeスポーツにおいては、長期的な育成と安定した運営が不可欠でした。

この異例の長期契約により、eスポーツ・オリンピックは一過性のイベントではなく、2030年代後半まで続く永続的なプロジェクトとして世界に認知されることとなりました。

従来の五輪と何が違う? 別枠開催の理由

多くのプレイヤーが抱く「なぜ既存の五輪に組み込まないのか」という疑問に対し、IOCは明確な理由から「別枠開催」を選択しています。

通常の五輪と別枠な理由
  1. スピード感の違い
    4年周期の伝統的スポーツに対し、eスポーツはタイトルの流行やアップデートの速度が極めて速く、独自の柔軟な運営が求められます。
  2. ファン層と演出の最適化
    既存のファンとデジタルネイティブなゲーマーを分けることで、派手な演出やオンライン視聴に特化したマーケティングが可能になります。
  3. 権利関係(IP)の調整
    ゲームにはパブリッシャー*という権利者が存在するため、既存の五輪憲章の枠外で柔軟な商業モデルを構築する必要がありました。

このように、eスポーツ独自の文化と経済圏を尊重しつつ、オリンピックの権威を付与するための現実的な解が別枠開催だったのです。

*パブリッシャー…ゲームメーカー(制作会社)のこと。ゲームの著作権を持ち、大会での使用を許可する権利を持つ存在。

開催はいつ? 2025年開催見送りの現状

2025年に第1回大会が開催されるという当初の期待に対し、2026年1月現在の状況は少し複雑です。

結論から言えば、現在は開催に向けた調整期間にあります。

世界中のファンが待ち望む中、なぜ足並みを揃えるのに時間がかかっているのか、その裏側にある事情を整理して解説します。

2025年開催が見送られた(延期)理由

当初、2025年の開催が有力視されていましたが、事実上の延期*となりました。

最大の理由は競技タイトルの選定に難航したことと運営体制の構築不足です。

IOCが掲げるオリンピック・バリュー(非暴力など)と、人気eスポーツタイトルが持つゲーム性の折り合いをつけるには、想像以上の時間が必要でした。

また、サウジアラビア側での巨大インフラ整備や、世界各国のパブリッシャーとの権利交渉が同時並行で進んでおり、最高品質の大会を実現するために準備不足のまま無理に始めることを避けたという背景があります。

*参照:https://www.sportspro.com/news/esports-and-digital-sport/olympic-esports-games-2027-ioc-saudi-arabia-february-2025/

結局いつやる? 2026年後半か2027年か

現在、最も有力視されている開催目標は2026年後半から2027年にかけてです。

候補時期関連イベント・状況
2026年秋愛知・名古屋アジア大会との相乗効果が期待できる時期
2027年初頭サウジアラビアの気候(猛暑)を避けたベストシーズン

特に2026年9月には日本でアジア競技大会が開催され、そこでもeスポーツが正式種目となっています。

この熱狂をバトンとして受け取る形で、同年末か、あるいは準備を万全にした2027年に第1回大会が開催される可能性が極めて高いと予測されています。

会場となるサウジ「Qiddiya」の本気度

※画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000134643.html

開催地となるサウジアラビアの超巨大エンターテインメント都市Qiddiya(キディヤ)の規模は、これまでの常識を遥かに超えています。

ただ既存施設を流用したというわけではありません。

世界最大級のeスポーツ専用アリーナ、選手が最高のパフォーマンスを発揮できる専用トレーニング施設を備えた選手村など、街全体がゲームとスポーツのために設計されています。

サウジアラビアはこのプロジェクトに数兆円規模の投資を行っており、既存のオリンピック会場を上回るゲーマーの聖地を本気で作り上げようとしています。

どんなゲームが採用? IOCの3つの区分

IOC(国際オリンピック委員会)は、採用タイトルを無差別に選んでいるわけではありません。

オリンピック・バリュー(卓越、友情、尊重)との整合性を重視し、候補となるゲームを明確に3つのカテゴリーに分類して検討を進めています。

それぞれの特徴と、採用の優先順位について解説します。

①フィジカルバーチャルスポーツ(自転車等)

IOCが最も推奨し、オリンピック・ムーブメントとの親和性が最も高いのがこのフィジカルバーチャルスポーツ(Physical Virtual Sports)です。

これは、テクノロジーを通じて実際の身体運動を行う種目を指します。

タイトルの例
  • 自転車競技(Zwift等)
    スマートトレーナーにロードバイクをセットし、ペダルを漕ぐことでバーチャル空間のアバターを走らせます。選手は現実のレースと同様に汗をかき、心拍数を上げて競います。
  • バーチャルテコンドー
    モーショントラッキング技術を用い、直接打撃を行わずに画面内のキャラクターを戦わせます。怪我のリスクがなく、性別や体格差を超えた対戦が可能です。

このような種目は、既存のスポーツの拡張版として理解されやすく、IOC委員や従来のスポーツファンからの抵抗感も少ないため、採用の筆頭候補となっています。

②シミュレーションスポーツ(野球・レース等)

次に有力なのが、現実のスポーツを忠実に模したシミュレーションスポーツです。

コントローラー操作による技巧が競われますが、ルールや競技性は現実のスポーツに準拠しています。

このカテゴリで重要なのは、各競技の国際連盟(IF)との連携です

競技名代表的なタイトル連携団体特徴
野球eBASEBALLパワフルプロ野球WBSC(世界野球ソフトボール連盟)日本発のタイトル。戦術眼や反射神経が問われる
モータースポーツグランツーリスモ7FIA(国際自動車連盟)など実車のドライビングテクニックと高い相関関係がある
テニス/セーリングTennis Clash等各国際連盟(ITF等)IFが積極的にeスポーツ化を推進しており、IOCとのパイプが太い

パブリッシャー単独ではなく、既存のスポーツ団体とタッグを組んでいるタイトルが優先的に採用される傾向にあります

③eスポーツ(伝統的なビデオゲーム)

そして、ゲーマー層が最も熱望し、大会の商業的成功の鍵を握るのが、PCやコンソールゲーム主体の本来のeスポーツタイトルです。

ここには『League of Legends(LoL)』のようなMOBAや、『ストリートファイター6』『鉄拳8』といった格闘ゲームが含まれます。

このようなタイトルは若年層の支持が圧倒的である反面、IOCが懸念する暴力表現やパブリッシャーの権利関係の壁が最も厚い領域でもあります。

IOCにとって、これらを採用しなければ真のeスポーツ大会とは認められないというジレンマがあり、射撃競技として『フォートナイト』を採用した際のように、暴力表現を抑えた特殊なモードでの実施を模索するなど、慎重な調整が続けられています。

日本代表はどうなる? 選考と有力候補

競技タイトルの方向性が見えてきたところで、次に注目すべきは誰が日の丸を背負うのかという点です。

オリンピックという最高の舞台で戦う日本代表選手は、どのような基準で選ばれ、誰が有力視されているのでしょうか。

2026年アジア大会との関連性を含め、代表選考の最前線を解説します。

JeSU(日本eスポーツ連合)による選考

日本代表の選考プロセスを統括するのは、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)です。

JeSUはすでにJOC(日本オリンピック委員会)への加盟を目指して活動しており、これまでの国際大会での実績に基づき、以下のような厳格なフローで選考が行われると予測されます。

予測される選考フロー
  1. プロライセンスの保有
    原則としてJeSU公認プロライセンスを持っていることが前提となります。
  2. 指定大会での実績
    「EVO Japan」や公式リーグなど、指定期間内の主要大会の成績が評価されます。
  3. 最終選考会(トライアウト)
    成績上位者による直接対決を実施し、実力主義で代表を決定します。
  4. JOCによる承認
    JeSUが推薦した選手をJOCが正式に日本代表として認定します。

この過程は、公平性を担保するために第三者委員会によるチェックを経て公開されます。

期待される日本人選手とチーム

2027年以降の開催を見据えた際、メダル獲得が確実視される日本のエースたちが存在します。

特に格闘ゲームや日本発のタイトルにおける層の厚さは世界屈指です。

競技タイトル有力候補選手特徴・選出理由
ストリートファイター6ときど
X(Twitter):https://x.com/tokidoki77
東大卒プロゲーマー。フィジカルとメンタルを極限まで高めたアスリート性が五輪向きです
ストリートファイター6梅原大吾
X(Twitter):https://x.com/daigothebeastJP
eスポーツ界の生ける伝説。その知名度と勝負強さは、五輪の舞台でも別格の輝きを放ちます
ロケットリーグRealize
X(Twitter):https://x.com/ReaLizeRL
日本のシーンを牽引してきたパイオニアであり、アジア屈指の実力を持ちます
パワフルプロ野球プロリーグ選抜NPB連携のプロリーグで活躍するトップ選手たちは、即座に金メダル候補となります

彼らが代表入りすれば、そのニュース自体が普段ゲームを見ない層への大きなアピールとなるでしょう。

愛知・名古屋アジア大会との連動

2026年9月から10月にかけて開催される「第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)」は、オリンピックに向けた最大のテストとなります。

この大会ではeスポーツが正式メダル競技として実施されるのです。

『League of Legends』や『ストリートファイター』などが採用される見込みであり、ここで日本代表が金メダルを獲得し、表彰台で君が代が流れる光景は、世間のeスポーツに対する認識を遊びから国を代表する競技へと変える可能性があります。

JeSUや関係省庁もこの大会をオリンピックへの最重要の前哨戦と位置づけており、ここでの成功が翌年のオリンピック・eスポーツ・ゲームズへの弾みとなります。

五輪独自のルールと公平性

デジタル空間で行われるeスポーツには、物理的なスポーツとは全く異なる公平性の課題が存在します。

ソフトウェアのバージョン、使用するデバイス、そして不正ツールの排除など、デジタルならではの要素を厳格に管理しなければ、競技としての信頼性は成立しません。

ここでは、IOCが直面している独自のルール整備と、その解決策について解説します。

バージョン固定とパッチ問題

オンラインゲームの最大の特徴は、頻繁なアップデート(パッチ)によってゲームバランスが変化することです。

しかし、五輪期間中に仕様が変われば競技になりません。

そのため、大会運営では大会用バージョンの固定という措置が取られます。

そうすることで、選手は練習通りの環境でプレイでき、突然キャラが弱体化するなどの混乱を未然に防ぎます。

デバイス制限とイコールコンディション

コンマ1秒を争うeスポーツにおいて、マウスやキーボードなどのデバイスの性能差は勝敗に直結します。

オリンピックでは、徹底して条件を同じにすることが求められます。

項目五輪での想定ルール理由
PC・モニター主催者が全台用意スペック差によるラグを完全に排除するため。
周辺機器持ち込み可(要検査)または指定品選手の手の形に馴染んだ道具の使用を認める一方、マクロ機能などの不正改造を防ぐため厳密な検査が行われます。

特に格闘ゲームでは、特定の入力を自動化するハードウェアチート機能を持つコントローラーの使用が禁止され、純正パッドや公認アケコンのみに制限される可能性が高いです。

プロリーグ日程とのバッティング

トップ選手の出場を阻む最大の壁が、既存のプロリーグとの日程重複です。

『League of Legends』の「Worlds」や『VALORANT』の「Champions」など、メーカー主催の世界大会は年間スケジュールが過密です。

そのため、サッカーやバスケが五輪期間にリーグを中断するように、eスポーツ各リーグもスケジュールの調整を迫られます。

また、調整がつかない場合、トッププロではなく若手選抜(アカデミー)が出場するケースも想定されます。

ファンが望むドリームチームが実現するかどうかは、IOCとパブリッシャー間の日程調整にかかっているのです。

開催地サウジアラビアとEWCの関係

サウジアラビアは今、世界中のゲーマーが注目するeスポーツの聖地へと変貌を遂げています。

毎年夏に開催される「EWC」と、今回決まった「オリンピック」

同じサウジ開催でも全く異なる性質を持つこの2つの大会の関係性について解説します。

毎年夏のEスポーツワールドカップとの違い

サウジアラビアでは、すでに毎年夏に「Eスポーツ・ワールドカップ(EWC)」という巨大イベントが開催されています。

じゃあオリンピックは何が違うの?と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

最大の違いは、戦う目的と単位です。

特徴Eスポーツワールドカップ (EWC)オリンピック・eスポーツ
主役プロゲーミングチーム(クラブ)国・地域の代表(ナショナルチーム)
目的巨額の賞金(総額100億円超)金メダルという名誉
例えサッカーのチャンピオンズリーグサッカーのワールドカップ

EWCが世界最強のクラブチームとお金を決めるビジネス色の強いお祭りであるのに対し、オリンピックは国を背負う誇りを懸けた神聖な舞台として、明確に棲み分けられています。

国家戦略「Vision 2030」と本気度

なぜサウジはこれほどゲームに投資するのでしょうか。

それは「Vision 2030」という国の運命を賭けた改革計画があるからです。

いつか枯渇する石油に頼る経済から脱却し、エンタメや観光で国を立たせるための柱として、eスポーツが選ばれました。

ムハンマド皇太子主導のもと、約5兆円規模の投資が行われています。

今回のオリンピック誘致も、単なるイベント開催ではなく、サウジを世界的なゲームの首都にするための本気的国家プロジェクトなのです。

五輪化で変わるeスポーツの未来

eスポーツがオリンピック種目になることの最大の意義は、単に大きな大会が増えることではありません。

たかがゲームという長年の偏見を、国を代表するスポーツという評価へ一変させる社会的なインパクトにあります。

この変革がプレイヤーの人生や環境をどう良くしていくのかについて解説します。

遊びからスポーツへの認識の変化

ゲームばかりしていないで勉強しなさいという家庭内の風景が、劇的に変わる可能性があります。

オリンピックの権威は、特に親世代や教育現場に対して絶大な説得力を持ちます。

想定される変化
  • 「eスポーツ部」がサッカー部や野球部と同じように、学校から正式に予算や応援を得やすくなります。
  • ゲームに打ち込む時間が浪費ではなく、メダルを目指すための鍛錬として肯定的に受け止められるようになります。

「ゲーム=遊び」から「ゲーム=競技」への認識の転換は、若いプレイヤーが胸を張って活動できる土壌を作ることになるでしょう。

アスリートとしてのセカンドキャリア

プロゲーマーの選手寿命は短く、引退後の進路が長年の課題でした。

しかし、出場経験者が元オリンピック選手という肩書きを得ることで、引退後の選択肢は大きく広がります。

キャリアこれまでの評価五輪化後の変化
就職活動ゲームをしてきた人と見られがち世界大会で戦った実績として高く評価
指導者限定的な専門学校講師など学校や自治体での公的なコーチング依頼が増加
講演・解説ゲーム業界内に限定一般企業やメディアからのオファーに拡大

社会的な信用度が飛躍的に向上し、ゲームで培った経験を社会で活かせるチャンスが増えます。

バリアフリー・ジェンダーフリーの実現

eスポーツは、生まれ持った体格や性別、ハンディキャップの有無に関わらず、同じ土俵で競い合える稀有な競技です。

車椅子生活を送るプレイヤーが健常者のトッププロと対等に渡り合ったり、性別の枠を超えた混合チームが編成されたりと、既存のスポーツでは難しかった完全なバリアフリーが実現可能です。

オリンピックの理念である多様性を最も体現できる競技として、パラスポーツとの垣根さえも取り払う可能性を秘めています。

eスポーツオリンピックについてよくある質問

開催決定のニュースを聞いて、まだ具体的なイメージが湧かない人も多いのではないでしょうか。

ここでは、どこで見られるのか、自分のやっているスマホゲームは関係あるのかなど、プレイヤーの皆さんが特に気になっている4つの疑問について、Q&A形式でズバリ回答します。

どこで配信・視聴できる?

結論から言えば、オンライン配信がメインになります。

オリンピック公式の映像プラットフォームOlympic Channelに加え、TwitchやYouTubeでの無料配信が行われる可能性が高いです。

特にTwitchでは、人気ストリーマーによるウォッチパーティ(同時視聴)が許諾される可能性もあり、いつものようにコメント欄で盛り上がりながら観戦できるでしょう。

スマホゲームも種目になる?

採用される可能性は極めて高いです。

世界的に見れば、PCよりもスマートフォンでゲームを楽しむ層の方が圧倒的に多いためです。

特に『PUBG MOBILE』などのバトルロイヤルや、『クラッシュ・ロワイヤル』のような戦略ゲームは、アジアや中東での人気が凄まじく、IOCが重視するグローバルな普及という条件を完璧に満たしています。

テレビ放送はある?

地上波での全試合生中継は可能性が低いです。

eスポーツの視聴習慣はネットが基本であり、試合時間も長時間に及ぶため、テレビ枠に収めるのが難しいためです。

ただし、日本代表がメダル争いをする決勝戦などは、NHKや民放での生中継、あるいは夜のニュース番組内での特集として大きく取り上げられることになるでしょう。

なぜサウジアラビア開催?

資金力と実績が圧倒的だからです。

サウジアラビアは国家戦略として数兆円規模の投資を行い、すでに世界最大級の大会Gamers8(現EWC)を成功させています。

IOCにとって、財政的なリスクを負わずに、最高レベルの競技環境と運営能力を提供してくれるパートナーは、現状サウジアラビア以外に存在しなかったのです。

まとめ

オリンピック・eスポーツ・ゲームズの創設は、ゲームが世界共通の文化から公式競技へと進化した歴史的な転換点です。

サウジアラビアを舞台に、2026年後半以降に始まるこの新たな祭典は、タイトルの選定や日本代表の活躍など、今後も目が離せません。

たかがゲームが国を背負う誇りに変わるその日、熱狂の最前線で、その興奮を分かち合いましょう。